アウヨンその後
ヘンなウイルスに感染してしまったアウヨン。
(「隔離施設」: 2022年3月31日)
アウヨンが感染するわずか数日前に、
臨時隔離施設が完成して、
(臨時隔離施設)
「感染者は保健署が指定した施設に24時間以内に入らなければならない」
という法律が執行されました。
隔離施設は貨物用のコンテナを使って突貫工事で作られ、
プライベートも、人権も、治安も、衛生的にも、ちょっと…と、ためらってしまうようなものです。
私達、グループ・チャットで大騒ぎして、アウヨンの施設行きを見送りました。
これから隔離施設に行く病人に向かっていう言葉かどうかわかりませんが、
私は「元気でね」と言ってしまいました。
我ながらマヌケな言葉だったと反省しております。
(隔離施設内部)
ところが、24時間後の翌日。
グループ・チャットでアウヨンが
「まだ自宅」
と、つぶやきました。
保健署からは「施設へ行け」というメッセージは来たものの、
「どの施設」という連絡が、その後 待てど暮らせど来ないのだそうです。
臨時隔離施設は香港の数カ所に作られました。
アウヨン、根が真面目なので、荷物をまとめて連絡を待ちました。
自分からも電話しました。
保健署の電話は誰も出なかったそうです。
保健署からの連絡をひたすら待ち続けるアウヨン。
そのうちに治ってしまいました。
検査でも陰性と出ました。
ところで。
どうしてアウヨンは隔離施設を免れたのでしょうか…?
それは保健署が超多忙だったからだそうです。
その頃、毎日 一日に数万人の感染者が出ていました。
そして、あちらこちらでクラスターが発生していました。
それらのクラスターによって、感染者がゴッソリ見つかります。
それが連日続いていたので、
アウヨンのように個人で1人見つかった場合、
保健署の手が回らず、
後回しにされたようです。
(復活したアウヨン)
せっかく施設のレポートをお願いしようとたくらんでいた私はちょっぴり残念と思いながらも、
まあ、あんな所行かなくて良かったよなぁ、
と思った師傅(シーフー:先生)の私でした。
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