ミラノっ子の朝食
ミラノっ子はバルと呼ばれる食堂で朝食を摂るようです。
(本文とは関係ないですが / バル)
私が見た範囲では、皆さん主にクロワッサンを食べていました。
クロワッサンは、ハムやチーズを挟んだり、ジャムやクリームを詰め込んだ物が多いです。
(クロワッサンとコーヒー)
そして、飲み物はコーヒーです。
カフェラテやエスプレッソを皆さん飲んでいました。
クロワッサンを食べずに、エスプレッソだけを立ち飲みで一杯キュッとひっかけて、会社に行く人も多いです。
ところで。
クロワッサンをミラノでは「ブリオッシュ」というそうですが、私は何故かこの単語が頭に定着しません。
しないだけなら、まだ良いのです。
どうしてでしょう。
「オブリンコ」と定着してしまっているのです。
理由は、ナゾです。
本人もわかりません。
朝、バルに入ると、店員さんが
「ボンジョールノー!」
と、よく響く声で挨拶をしてくれます。
ミラノに到着して2日目、すっかりミラノっ子気取りの私、
「ボンジョールノー!」
と、挨拶を返します。
そして、
「マーマレードの "オブリンコ" 1つとエスプレッソをください!」
と、元気良くハキハキと言います。
・・・・・・。
見つめ合う店員さんと私。
「あ、マーマレードの "ブリオッシュ"ね。」
我にかえる店員さん。
自分の言い間違いに気づかず、数日の間、同じ会話を続けていた私。
ついに「オブリンコ」でクロワッサンが出てくるようになりました。
ミラノの、ある一軒のバルでのお話でした。
(本文とは関係ないですが / バル)
0コメント