垂れ幕

私達も太極拳のパーティーを開こうという話になりまして。

(「賞品リスト」: 2019年10月28日)

着々と準備を進めています。

はい。私じゃなくて、うちのコ達が、です。


うちのコ達、パーティー用の垂れ幕を作ったようです。

これをパーティー会場の舞台上に垂らすのだとか。


稽古そっちのけで垂れ幕にあーだこーだしています。

ところで。

この日は、いつも使っている稽古場が修理中となったので、スカッシュ・ルームでの稽古となりました。

スカッシュ・ルームは出入り口がある壁一面がガラス張りになっています。


私達がいる部屋の真向かいにもう一つスカッシュ・ルームがありました。

そのもう一つの部屋では卓球をしているおじさん2人組がいました。

そこに、もう一人おじさんが来ました。

おじさん、卓球をしている部屋に入ろうとしました。

が、距離感が掴めなかったのか、そのままガラスの壁に激突。

ゴン。


…重く、鈍い音が響きました。


おじさん、よろめきながら、斜め後ろへ3歩。

3歩目の足で踏ん張り、その足で地面を蹴るようにして、今度は前進。

千鳥足になって、ガラスの壁にたどり着き、壁に手で這うようにして、部屋に入りました。

おじさん、そこで力尽きたようです。

部屋に置いてあった椅子に崩れこむように座り、手で頭を抑えています。

卓球をしていた2人組が、おじさんに近寄り、心配しています。


「あれ?

あのおじさん、どうしたんだろう?」

この時点でうちのコ達、ようやく隣のスカッシュ・ルームの異変に気が付いたようです。

いや、あれだけ大きな音たてて、


あれだけ大きな動きをしていたおじさんに、


ちっとも気が付かなかったって?



逆にあんた達、垂れ幕に対して、すごい集中力だわ!

その集中力をいつもの稽古にも、ぜひ発揮してほしいと思った師傅(シーフー:先生)の私でした。

ちなみにおじさん、暫くしたら、元気に卓球をしていました。

(「ガラス 壊れ易い」との注意書き)



香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

香港人に太極拳を教わり、教えている日本人です。香港人との太極拳的生活をゆるゆる〜と綴ってまいります。

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