レストラン禁止令
ヘンなウイルスが再爆発した香港。
(「再爆発」: 2020年8月6日)
(香港のニュース速報です)
香港政府はプチ・ロックダウンを発表しました。
①公共の場でのマスク着用義務。
違反者はHK$5,000(≒68,000円)の罰金。
(マスクから鼻を出している人にも罰金を、と言った専門家もいました。)
②公共の場で集まって良いのは2人まで。
③レストラン、屋台での食事は終日禁止。
テイクアウトのみOK。
とりわけ、香港人にとっては③のレストラン禁止令が一番厳しい法律となりました。
この法律が発表された時、香港人の間には衝撃が走りました。
もともと外で食事する習慣が多い香港です。
聞いたところによると、家に台所がない家庭もあるとか。
働く人もオフィス・ワークばかりではありません。
外で働く人たちがたくさんいます。
その人たちがお昼を食べる場所を失ってしまいました。
仕方なく、道端に座って、テイクアウトしたご飯を食べます。
運悪く、レストラン禁止令執行の初日が雨でした。
高温多湿の香港。
車の排気ガスと雨と汗にまみれてテイクアウトのご飯を食べる人たちの群れが道端にできました。
レストランでの「密」を避けるための法律が、逆に道端に「密」を作り出してしまいました。
その一方で。
こんな事をする人たちも出てきました。
「7月29日から午後1-2時(香港のランチタイムです)、ここを食事場所にします。
用を足す方は12時までにお願いします。」
「食事用にお部屋貸します。
1時間、一人HK$30、二人ならHK$50」
さすが、香港人はたくましい！
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禁止令が執行されて、2日後。
香港政府が発表しました。
「レストラン禁止令を解禁します。
明日から昼間はレストランや屋台で食べてよろしい！」
食には我慢できない香港人なのでした。
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