フラワー・マーケット ‘21
時間が少し戻りまして、旧正月前のお話です。
花市(フラワー・マーケット)へ行ってきました。
(花市で売られている縁起物の「桔」)
香港では旧暦の年末に花市という縁日があちこちで開かれます。
開かれる場所は地区ごとに、大きな公園や、運動場などを臨時会場として、そこに屋台が並びます。
昔の香港人は大晦日に家族揃って食事をした後で、お正月用の縁起物を花市で買ったそうです。
(これも縁起物)
例年の花市は、その名の通り花と、縁起の良い飾り物、おもちゃ、食べ物の屋台がぎっしりと並びます。
会場内は自由に身動きが取れないほどの人、人、人でいっぱいで、食べ物のいい匂いが充満し、売り子の威勢の良い声が四方八方から聞こえ、大変賑やかです。
(縁起物の桃)
ところが、今年は例のヘンなウイルスで、一時は香港政府が「花市を禁止にする」と言いました。
が、花市用の農家さんは、花市がなくなれば一年無収入になります。
植物は来年に持ち越せないし、大打撃です。
そこで、香港政府は「花市では花だけ売って良い」に変更しました。
(花市で売っていた花)
その花市に行ってきました。
まず、入り口で体温測定です。
体温測定を潜り抜けると、間の抜けたような距離の向こうに花屋の屋台が。
人もまばら。
毎年ここでは強気な売り子も、今年は丁寧なセールスしていました。
お花しかないので、私、すぐ飽きちゃいました。
でも、せっかく来たんだからと、何かの球根を一つ買いました。
来年は賑やかな花市に来たいな、と思いました。
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