お月様の苦労


ビデオ撮影でお月様の大役を仰せつかった師傅(シーフー:先生)の私。

(「中秋節 2021」: 2021年10月4日)

中秋節はお月様のお祭りなので、いわば主役をいただいたのでありますが、

要するに、丸い反射板を持ち、突っ立ってろ、との事でした。



反射板はお月様と同じで、単独では光らないので、別に光源が必要です。

そこで、懐中電灯を頭に巻き付けられました。


ところが、実際使ってみると、懐中電灯では光の輪の大きさが足りません。

もっと大きな電灯を括り付けられました。


落としたら割れるな、と思うと、絶対にバランスを崩せません。

それなりに緊張する私。


そんな状態で撮影開始。

うちのコ達、悠々と42式拳を表演し始めました。

電灯落としちゃいけないという緊張に加えて、

電灯熱いし、

結構重いし、

挙げていた両腕は疲れてきたし、

やばっ!

電灯巻き付けたゴムが顎の下にくい込んできました!

これ、何気に首吊り近い状態!

42式って、こんなに長かったっけ?

このまま気を失ったら、うちのコ達心配してくれるかな?

あゝ。でも、

電灯を頭に載せたパンダの格好で病院に担ぎ込まれるのは嫌だ…。

ただでさえ無い威厳が、更に無くなる。

いや、下手したら、笑い話として語り継がれてしまうかもしれない…。

それだけはカンベン!

そんな妄想をしている内に、

うちのコ達の42式が終わり、

その日、立派に大役を成しとげた師傅の私でした。

香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

香港人に太極拳を教わり、教えている日本人です。香港人との太極拳的生活をゆるゆる〜と綴ってまいります。

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