誰?

マルちゃん、師傅(シーフー:先生)のお免状を取るコースに参加しています。

(「高探馬」: 2018年9月3日)


授業はまず、皆さん並んで準備体操から始まるそうです。

その時、先生が一番前で、学生側に向いて立ちます。

マルちゃんは学生側2列目の一番右にいつも立つそうです。

そして、助手の先生(♂)がマルちゃんの少し後ろに立つそうです。

          😐 ←先生
○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ Ⓜ️ ←マルちゃん
○ ○ ○ ○ ○ 😑 ←助手先生
○ ○ ○ ○ ○


その日は、いつもマルちゃんの前に立つ人が来なかったんだそうです。

授業が始まり、皆で並んで準備体操を始めました。

すると。

どこからか、

女の人がスススーッと来て、

マルちゃんの前に立ちました。

マルちゃん、最初はクラスメートが遅刻したのかな〜、と思ったそうです。

が。

見たことない人…。

誰だろう?

その女の人、すっかり周りに溶け込み、皆と一緒に準備体操をしています。

今まで授業に出てなくて、今日初めて来た人に違いない…、と、マルちゃん思ったそうです。

その証拠に、先生も、助手先生も何も言いません。

他の人達も全く騒ぎません。

マルちゃん、気にしながらも、準備体操を続けました。

        😐 ←先生
○ ○ ○ ○ ♀ 
○ ○ ○ ○ Ⓜ️ ←マルちゃん
○ ○ ○ ○ ○ 😑 ←助手先生
○ ○ ○ ○ ○


準備体操が終わり、太極拳の練習が始まりました。

これも皆で一緒にします。

(スタートの形)

(陳式太極拳の金剛搗捶という型)


マルちゃんの前の女性、ここで急にキョロキョロし始めました。

そして、来た時と同じように、

スススーッと列から抜けて、

どこかに行ってしまいました。

        😐 ←先生
○ ○ ○ ○ 〜〜〜♀
○ ○ ○ ○ Ⓜ️ ←マルちゃん
○ ○ ○ ○ ○ 😑 ←助手先生
○ ○ ○ ○ ○


太極拳をし終わって。

助手先生がマルちゃんに近寄って来て、言いました。

「さっきの人、誰?」


マル「わかりません。」


暫くすると。

先生がマルちゃんに近寄って来て、言いました。

「さっきの人、誰?」


マル「わかりません。」


マルちゃん
「結局、誰も知らない人だったんです。」

私「ふむふむ。」

マル「あまりにも自然に皆と一緒に準備体操してるから、皆がクラスメートだと思っていたらしいです。」

私「ふむふむ。」

マル「それにしても、先生も助手先生も、どうして僕に聞いたんだろう?」

私「それは、きっと、

先生も助手先生も

マルちゃんが好きだからだよ。」


マルちゃん、今回もビックリして、何か深刻なお顔で考え込んでいました。

私、また余計な事言っちゃったかなぁ〜、と思いつつ、

またもや「ま、いっか!」と思ったのでした。

香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

香港人に太極拳を教わり、教えている日本人です。香港人との太極拳的生活をゆるゆる〜と綴ってまいります。

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