筆記試験
香港もようやく年が明けようとしています。
明日は中国の新年です。
皆様、再び、明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年のご挨拶をした、その舌の根も乾かない内ですが、話は中国歴の年末にさかのぼります。
マルちゃん、師傅(シーフー:先生)のお免状を取るコースに参加していました。
(「マルちゃん師傅 1」: 2018年6月21日)
色々ありましたが、お陰さまで卒業式を迎える事となりました。
1年弱の講習と、その後、実技と筆記の試験を受けての卒業式です。
息子が学業を終えた時の、母親の気持ちとはこんな感じなのでしょうか。
(卒業式、舞台でポーズ)
「でも、僕たちまだ筆記試験受けてないんです。」
……え?
マルちゃん、今、何て言ったの?
あんた、サラリと重大なこと言ってない?
マル「実技試験が思った以上に時間がかかってしまって、筆記試験をする時間がなくなっちゃったようです。」
……。
時間配分、考えてなかったの?
マル「それで、筆記試験の問題をLINEに送ると、先生おっしゃってたのですが、まだ誰も問題受け取ってないです。」
……。
(卒業式会場のレストラン)
さて、卒業式当日。
会場では各コースの先生方々や、受講生達が記念写真を撮りあっています。
皆さん、すっかり筆記試験の事は忘れてしまっているようです。
誰一人として、筆記試験の「ひ」の字も口にしません。
律儀で真面目な日本人の私としてはモヤモヤします。
(コースの先生とマルちゃん)
マルちゃんがコースの先生を私に紹介してくれました。
お互いに簡単な自己紹介と挨拶を終えて、
私「ところで、筆…」
その瞬間、その場の空気がピタッと止まりました。
数秒後、私の周りにワラワラと受講生達が集まり、
「一緒に写真撮りましょう!
向こうで!!」
と、その場から引っぱがされました。
心なしか、式の間中、受講生の誰かがずっと私にくっついていたような卒業式だったのでした。
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