レントゲン

 手術の数日前にレントゲン検査がありました。

(「私も検査を受ける」: 2019年8月29日)

レントゲン検査は2時間弱で終わりました。

検査後、看護師さんに言われました。

「放射能を浴びたので、今日はなるべく小さなお子さんには近寄らないようにお願いします。

大人には大丈夫です。」

なるほど。

今日一日、気をつけねば。


レントゲン後、朝ごはんには遅いけど、お昼には早い中途半端な時間でした。

軽く何か食べようとレストランに入りました。

(コーヒー、ポテトサラダ、ポタージュスープ、パンの軽食セット)


時間帯がずれているので、店内はガラガラです。

注文を済ませて待っていると、中国人の親子連れ6人組がレストランに入ってきました。

小さな子供と、赤ちゃんを連れています。

そして、あろうことか、

私の隣の席に座りました。


いやいやいや、他にいっぱい席空いてるだろう!と、内心焦る私。

しかも、よりによって、赤ちゃんを抱いたおばあちゃんらしき人が私のすぐ真横に!

放射能を発している私、跳び上がっちゃいそうなほど動揺しました。

とっさに赤ちゃんに背を向けた私。

でも、背中からも発しているだろうから、意味ないか…。

そんな私、挙動不振だったようです。

メニューとお水を持ってきたウェイトレスさんと、隣の親子連れ…皆さんの視線が私に向いたまま、動きが数秒ほど止まった気配を、私、背中で感じました。

そして、ウェイトレスさんと親子連れ、打ち合わせていたのかとも思われるような息のあったタイミングで、

「あっちの席に移ってもいいですか?」


「あちらのお席の方が…。」


ほぼ同時に言いました。


そして。はい。あちらのお席に移動しました。

…。

……。

皆が私を怪しい奴と思っているんだろうなぁ。

私は声を大にして言いたい。

皆さーん、私、ホントは怪しい奴じゃないんですよー!


早く手術して、癌を取ってもらおうと堅い決心をした私でした。

香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

香港人に太極拳を教わり、教えている日本人です。香港人との太極拳的生活をゆるゆる〜と綴ってまいります。

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