トイレットペーパー騒動
2月17日未明。
九龍サイドのスーパーで強盗事件がありました。
(事件があったスーパー)
その日,香港は朝からこのニュースが繰り返し放送されました。
犯人は3人組で、
トイレットペーパーを60袋
奪って逃げたもようです。
余談ですが、トイレットペーパーは12ロールで1袋になっています。
メーカーによりますが、1袋は大体30~50HKドル(≒450~700円)位です。
(襲われたスーパーの裏口)
今、コロナウイルスで、中国大陸と香港の間の税関は閉鎖され、
大陸の中国人は家に閉じこもってしまい、大陸から香港への物流が一部止まってしまいました。
それで「トイレットペーパーが無くなるぞ」という噂がネットに広がり、
トイレットペーパーなどの買い占めが起こり、
香港中の店頭からトイレットペーパーなどの紙類がなくなってしまいました。
(「師匠のお誕生日会で」: 2020年2月20日)
実はこの強盗事件の前にも、ちょっとした事件がありました。
トイレットペーパーが香港から姿を消して、
ある薬屋さんが
「それじゃ、皆が困るだろう!」
と、独自のルートを使って、中国から大量にトイレットペーパーを仕入れました。
ところが、そのトイレットペーパーは、
湖北省武漢の工場で製造された物でした。
結果、誰も買わず。
その後、 薬屋さんの前の道路に大量のトイレットペーパーが積み残されたままになりました。
いつしか、そこは
「トイレットペーパーの壁」
と呼ばれ、
今はインスタグラマーの名所になりました。
ちなみに、冒頭のトイレットペーパー強盗は、その日の内に捕まったそうです。
(新名所・トイレットペーパーの壁)
強盗事件のあった翌日、
私は近所の薬屋さんでトイレットペーパーを見つけました。
ちょっとお高めでしたが、1袋買いました。
これで、当分は大丈夫です。
強盗に襲われないように、
トイレットペーパーを両手でしっかり抱えて家路についた私でした。
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