中国のレストランで 1 (閲覧注意)
太極拳のお姐様方に連れられて、
中国の深圳へ行った時のお話です。
(深圳)
こちらには、入口に、食材にする魚介類が入った水槽を並べているレストランがあります。
客が食材を選び、レストランがそれを調理します。
話がそれますが、
そういう形式のレストランの水槽で、
私はカブトガニを見たことがあります。
日本で生まれていたら、保護してもらえただろうに。不憫です。
(カブトガニ)
今回、お姐様方が連れていってくれたレストランには水槽があったか、なかったか…ちょっと記憶がありません。
代わりに檻があったのを覚えています。
檻の隙間からニワトリ達が顔を出していました。
小さめの檻には鳩が。
彼らは自らの運命を悟っているようです。
騒ぎもせず、静かにしています。
目を閉じ、名僧の禅を思わせる態度の鳩もいます。
レストランの、入口に一番近い場所に大きめの檻がありました。
中を覗いてみると、暗がりに2つの光る目が。
アルマジロでした!
私、ま近でアルマジロ見るの初めて!
こんな所でお会いしようとは!
(アルマジロ)
晩ご飯にはまだ早い時間だったせいか、
レストランはガラ空きでした。
ウェイトレスに案内されたテーブルを、
お姐様方 普通に通り過ぎ、
「ここがいい」と好きなテーブルへ。
お茶を注文し、メニューを見ながら、あーだこーだと議論して、料理を決めました。
私、香港人と中華レストランに行くの大好きです。
美味しい物をたくさん頼んでくれます。
その内、ポツポツとレストランに人が入り始めました。
私達から少し離れたテーブルに大陸中国人男女の団体さんが座りました。
彼らは鍋を注文したようです。
妙に元気の良い団体で、皆が貪るように鍋に箸を突っ込んでいます。
立ち上がり、お椀を片手に鍋をつつく人もいます。
お姐様方と私は満腹になり、レストランが混む前に出ることにしました。
会計を済ませ、レストランを出て、
…なんとなく入口が広くなった気がします。
……。
大きめの檻がない…。
アルマジロが消えた!!!
レストランを振り返ると、さっきの団体が盛大に鍋をつついている姿が…。
(アルマジロのスープ)
(そういうレストラン)
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