マルちゃん師傅 4

マルちゃんが師傅 (シーフー : 先生) のお免状を取得するコースに申し込みました。

(「マルちゃん師傅 1」: 2018年6月21日)
(「マルちゃん師傅 2」: 2018年6月25日)
(「マルちゃん師傅 3」: 2018年6月28日)


マルちゃん、実技テストの順番待ちをしています。

(本文と関係ないですが、うちのコ達の自主練風景です。)


マルちゃんの前の人の順番がきました。

その人は男性で、年齢は60代かな?と、マルちゃん思ったそうです。

威風堂々としていて、もうすでにベテラン師傅の風格だったそうです。

先生の前に立つと、どちらが先生で、どちらが受験者か、という感じだったそうです。


(カメラ目線のマル)


その人、太極拳のパフォーマンスも堂々としていました。

特に踏み込みが力強く、バーンバーンと大きな音がして、地響きもしたそうです。

その人、段々ノッてきたのか、踏み込みがどんどん激しくなりました。

バーンッ!!


バーンッ!!!


バーンッ!!!!



その時、部屋の入り口のドアがこれまた

バーンッ!!!!!


と開きました。

見ると、計算機押し間違いのおばちゃんが、仁王立ちしています。

「うるさいっ!!!


計算間違える!!!!!」


女性、言い終わると、ドアを

バーンッ!!!!!


と閉めて出て行きました。

(いつまでもカメラ目線のマル)


しばし皆さん沈黙。

その一瞬の沈黙の後。

威風堂々のその人と先生、背中を丸めて、コソコソとテストの続きを始めました。


マルちゃん、もう不安を感じず、どうにでもなれ!という気持ちになったそうです。

香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

香港人に太極拳を教わり、教えている日本人です。香港人との太極拳的生活をゆるゆる〜と綴ってまいります。

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