師伯
師傅(シーフー:先生)の先輩の事を広東語で師伯(シーバッ)と言います。
試合には、たぬき師匠のお弟子さん達、すなわち、うちのコ達の師伯も参加していました。
(師匠)
(「マルちゃんとデイジーの試合」: 2019年9月23日)
試合会場に着いて、マルちゃんは表演服に着替えに行きました。
(試合会場にて)
更衣室があるのですが、混雑していたので、マルちゃん、ちょっと離れたトイレで着替える事にしました。
トイレの個室で着替えていると、2人組の話し声が個室の外から聞こえて来ました。
声の主の一人は、たぬき師匠のお弟子さん、マルちゃんの師伯でした。
もう一人は体育館の清掃員でした。
(マルちゃんの試合風景)
師伯は個室に入らず、着替えていました。
マルちゃんが着替えて個室から出た時、師伯は表演服の上着を着て、ズボンを履き替えているところでした。
マルちゃん
「あ!師伯,おはようございます!」
師伯
「あれ?マルちゃん!ここいたの?」
と、その時、師伯のケータイが鳴りました。
たぬき師匠からの電話です。
師伯
「今、トイレでマルちゃんと会って…。
え?
あ、はい、はい。
大丈夫です。」
なんだか電話が長引きそうです。
マルちゃん、師伯に目で合図して、トイレを出る事にしました。
マルちゃんの目礼に、師伯は電話で話しながら手を振って応えました。
トイレの出入り口で振り返ると、
表演服のズボンを膝下まで下げたまま、
電話している後ろ姿の師伯が見えたそうです。
その後ろ姿が頭から離れないと言っていたマルちゃんでした。
(マルちゃんの試合風景)
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